ごあいさつ

楽しい仲間が集う梅ヶ枝歌留多俱楽部を後世に

これが私、岩見沢梅ヶ枝歌留多俱楽部18代会長 和田寧憲に与えられた使命です。

北海道の歌留多文化の起源は、文化文政(1804~1830年)頃、会津若松藩では板カルタが武家や商家で行われていたとの記述があります。会津といえば白虎隊の悲劇でも知られ最後まで官軍に逆らった地域。国破れ、明日への夢を抱いて渡った北海道にふるさとの文化、下の句歌留多を伝えたのではないでしょうか。それが後に北海道の娯楽となり現在に至っているという説が有力だと思われます。

令和4年10月、北海道遺産に下の句歌留多が選ばれました。私たち下の句歌留多に携わる者としては大変喜ばしいと同時に北海道遺産の名に恥じぬよう下の句歌留多の良き伝統を守りつつ、時代に沿った新しい下の句歌留多を築き次の世代へと継承していかなくてはならないと考えております。下の句歌留多を単なる遊びからきちんとした競技に変えて行き沢山の皆さんに下の句歌留多を親しんでもらえるように導いていきたいと思っています。

下の句歌留多は老若男女問わず多くの人が楽しめる娯楽であると同時に昨今のデジタル時代における数少ない貴重なアナログ文化です。古くから下の句歌留多はその競技性の特色から集中力を高めコミュニケーション能力を高めるのにとても適したツールだと言われています。近年では教育環境の充実に活用している教育機関もあります。岩見沢梅ヶ枝歌留多俱楽部はこれからも子供達の育成に積極的に携わっていき、下の句歌留多を通じ教育の場においても貢献して行きたいと思っています。また、そんな子供達がいつしか大人になって私達、梅ヶ枝歌留多俱楽部の仲間となり一緒に下の句歌留多を楽しんで将来の岩見沢梅ヶ枝歌留多俱楽部を担い下の句歌留多の文化を継承してくれれば、これに勝る喜びはありません。

経験も浅く未熟な私ですが、同じ趣味・思考を持った素晴らしい仲間・俱楽部員に支えられながら新しい岩見沢梅ヶ枝歌留多俱楽部を築き未来へと継承していきたいと思っています。


岩見沢梅ヶ枝歌留多俱楽部 会長 和田 寧憲

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